イタリア総合ツールメーカーUSAG(ウーザック)からラインナップされてる無反動ハンマーのご紹介です。
無反動ハンマーとはショックレスハンマーとも呼ばれハンマーヘッドの中身に小さな鉄球が入ってます。
これにより打撃面に対して衝撃が大きくなるのが特徴ですがハンマーを持つ柄(え)の部分には衝撃があまり伝わらない仕組みになっています。衝撃が伝わらないって事は、手にやさしいです。
またこの記事の最後の動画で説明しますが打撃面の反発がありません。
それではUSAGの樹脂製 無反動ハンマーを見ていきましょう!
USAG無反動ハンマー374Nシリーズ
▲こちらが当店で所有し使っているUSAG無反動ハンマー374Nです。
打撃面は樹脂で出来ておりこちらは交換が可能です。(部品があります)
持つ部分はラバーグリップ
赤い柄の部分はスチール製です。
▲ちなみにグリップ部分にはUSAG Italyの刻印があります。
イタリアで作られた無反動ハンマーですね!
サイズは(品番の語尾がサイズ表記です)
- 30
- 40
- 50
- 60
があります。
▲1番小さい374N/35
▲次に大きいサイズの374N/40
▲その次に大きいサイズの374N/50
この上に374N/60がありますが当店では現在所有をしていません。(便利で使えるので購入を検討中)
USAGの一般的な樹脂製ハンマーと比較
▲右がUSAG376樹脂製ハンマーです。(プラスチックハンマー)
持つ部分はスチールではなく木材です。
※サイズは両方共35サイズ
▲35サイズに限りヘッドの長さの差が大きくなります。
- 左USAG374N35の方が全長が長い。
- 右USAG37635はヘッドの全長が短い。
ハンマーヘッドが長いサイズだと鈑金する場所によっては柄の部分が障害物に当たりにくくなるのので役に立つ場合が多々あります。
【動画】USAG樹脂製無反動ハンマーと樹脂製ハンマーの比較
▲同じサイズの比較動画です。
右の樹脂製ハンマー跳ね返りがあります。
左の無反動ハンマーはヘッドの中身に小さな鉄球が入っているので振ると音がして打撃を加えても跳ね返りがありません。
まとめ
- 国内メーカーから海外メーカーまで色々な無反動ハンマーがありますがUSAGの374Nは特徴的で35サイズや40サイズに限ってはハンマーヘッドが長く設計されています。
- 通常の樹脂製ハンマーよりも無反動ハンマーの場合は中に鉄球が入っているのでが打撃が強くなります。
- 跳ね返りや振動も少ないので手も痛くならず力を必要とする場面では役に立ちます。
- 打撃面は樹脂なので対象物に対してもキズが付きにいので適材適所で使い分けると良いでしょう。
- ヘッド樹脂部分はスペアパーツが販売されています。
しかしデメリットとしてUSAGの工具を販売しているところほぼありません。
値段も通常の無反動ハンマーに比べて高価です。