UVパテを硬化させる時に使用する、ハンディータイプのハイパワーUV-LED照射器 YSK-360!
現在小型タイプの照射器が主流ですが、「手で持てる大きなサイズの照射器があれば便利♪」
そのような声を多くのユーザー様から頂いていたのでそれを実現させました。
この記事ではY'sボディーモデルのUV-LED照射器について詳しく紹介しています。
実際に使用する場合は説明書代わりにご活用ください。
それでは見ていきましょう!
※この記事は定期的に情報を追記したりUPデートを行っていきます。
Y'sボディー UV-LED照射器 YSK-360
- 商品名・型番:UV-LED照射器 YSK-360
- メーカー名:Y'sボディー
- 2波長切り替え式:スイッチ1 スイッチ2
- 🇯🇵MADE IN JAPAN
本体サイズ
- 長さ:36cm
- 幅:15cm
- 高さ:5cm ハンドル部5.5cm
照射基盤の大きさ(片側)
- 縦25cm
- 横5cm
- ※LEDの寿命は約3万時間
- ※保証期間は3年(落下破損、水没は対象外)
電源コードの長さ
軽自動車 ワゴンRと比較。
本体の取り回しは赤矢印の電源ドライバーが支点になります。
コードの長さに余裕を持たせているので取り回しの作業性は良好です。
本体の重さ
- 約2.2Kg
男性の方でもやや重く感じる人もいます。
LED電源ドライバの重さ
- 約1.2kg
▲コンセントと照射器の中間に「LED電源ドライバー」を搭載。(やや重い)
コードは作業の負担にならないように長めにしてあるのでLED電源ドライバを支点に照射器を取り回すような使い方になります。
電源はAC100Vコンセント
▲AC100Vコンセントにさして使用。
メインスイッチ
▲こちらがメインスイッチ
オンにすると電動ファンが回ります。
3連 電動ファン内蔵
- メインスイッチオンで電動ファンが始動
- 電動ファンは3個搭載
- 電動ファンの役割は照射LED基盤の冷却
- 照射LED基盤は熱に弱いので冷却してからメインスイッチを切ってください
- 冷却時間目安:約30秒~1分
照射面は左右2パターン切替方式(縦長)
- 左に傾けるとスイッチ1
- 右に傾けるとスイッチ2
※照射器の重量があるのでスイッチに指の強い力がかからないように注意してください。高負荷をかけるとスイッチの破損に繋がります。
スイッチ1の照射
照射する基盤はスイッチの向きに合わせています。
スイッチの方向から見ると左側(画像の向きだと右)
UVパテを硬化させるときのスイッチ1の使い方
推奨UVパテ ㈱ラストホープ グランツネオ
まずはスイッチ1で 紫色の光をUVパテへ照射
主に厚盛りに対応
UVパテからの距離約3cm以内 約15秒照射でUVパテの厚み約3mmまで硬化
30秒以上の照射で5mmまで硬化
タックが残るのでその上にUVパテの重ね付けが可能(パテオンパテ)
スイッチ2の照射
照射する基盤はスイッチの向きに合わせています。
スイッチの方向から見ると右側(画像の向きだと左)
UVパテを硬化させるときのスイッチ2の使い方
最後はスイッチ2で 白色の光を照射
パテ表面・フェザーエッジ部を硬化
表面を硬化させる目的なのでUVパテからの距離3cm以内で5秒~照射でUVパテの厚み約1mmを硬化
グランツネオの場合スイッチ2で照射するとUVパテが少し黄変するのが硬化の目安です。
これによりUVパテがしまります。
この照射でUVパテ表面のタックが、ほぼ無くなりますが、多少残る場合はIPA(イソプロピルアルコール)で拭き取ってからパテ研ぎを行ってください。(サンドペーパー目詰まり防止)
UVパテのタック除去にIPA(イソプロピルアルコール)を使用

左:IPA 右:IPA対応スプレーボトル
シリコンオフでタックが取り切れない場合はIPAを使った方が効果的です!
UVパテを照射後、UVパテ表面にタックが残る場合があります。
その時はIPA(イソプロピルアルコール)をスプレーボトルに入れ、UVパテ表面に吹き付けて乾いたウエスでサッと拭き取ってください。
▼【参考価格】IPA(イソプロピルアルコール)
【推奨スプレーボトル】トリガータイプ ダイヤスプレーエクセレント
吹付けに使うポンプスプレーの場合、水または水を含む薬品、アルコール(IPA)に対応してないタイプが存在します。
こちらのダイヤスプレーエクセレントは対応しているので大丈夫です。
容量:500 mL 1000 mLのボトルがあります。
▼ 参考 詳しくまとめた記事はこちら
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有機溶剤を霧吹きできるフルプラ社ダイヤスプレーエクセレント
株式会社フルプラ社から発売している有機溶剤が噴霧(ふんむ)できる新設計スプレーのご紹介です。(有機溶剤を入れて使える霧吹き) 有機溶剤を入れて使えるトリガータイプの霧吹きは世界初になります。 価格もお ...
続きを見る
スイッチメンテナンス方法
使い続けていくとスイッチの接触が悪くなる場合がございます。(照射基盤LEDの点灯不良)
その場合は画像のように接点復活剤をスイッチ部に塗布してください。
高確率で復活いたします。
もし復活しない場合はスイッチ自体の故障が考えられます。
修理いたしますのでお申し付けください。
オススメ!接点復活剤
※接点復活剤とは、電気機器のスイッチやコネクタなど、電気接点の汚れを取り除き、電気の流れを回復させるための薬剤です。
接触不良や通電不良の原因となる汚れや酸化膜を除去し、接点間の接触を改善することで、機器の動作を安定させることができます。
▲こちらの「AZ プレミアム接点復活剤 220ml 接点復活スプレー」はノズル先端が金属製で細いのでピンポイントに塗布できます。(樹脂製ノズルだと太いし使いづらいです)
【特徴】「AZ プレミアム接点復活剤 220ml 接点復活スプレー」
- 各種スイッチ、ボリューム、プラグジャック、ケーブル、その他の電気機器の接点のカーボンや汚れを除去し接点不良を解消
- 高性能合成油の油膜が酸化・硫化を防止
- さらに潤滑性、耐摩耗性に優れていますので接点の寿命を大幅に延長
- 高温下、低温下でも、安定した接点復活効果を発揮
- 鉱物油、溶剤不使用で素材にやさしく、ゴム・プラスチックにも使用可能
【動画】使い方と簡単説明
▲動画のUV-LED照射器YSK-360はプロトタイプ(試作段階)のためスイッチが逆になっております。
【動画】パテONパテのやり方
▲【必見!】UV-LED照射器YSK-360を使った『パテONパテ』のやり方の動画です。
【ショート動画】UVパテや道具類をご紹介
▲当店で実際に使っているUVパテ・パテベラ・パテスケール・保護具のご紹介
【動画】UV硬化型パテを使いパネルの型取り・簡易的に作れるパテスーケールやパテ研ぎファイル
▲UVパテでパネルの型取りが簡単に出来ます♪
【掲載書籍】徹底図解 丸ごとぜんぶ 下地研磨(プロトリオス)
▲UV-LED照射器YSK-360を使い、UVパテとスプレーパテの性質を活かし作業を効率化
108~113Pに掲載(全6ページ)
使い方の注意ポイント
注意ポイント
- 照射面をUVパテにできるだけ近づける
- 照射面はUVパテに近ければ近いほど硬化スピードはUP
- 照射面をUVパテから離すと照射強度が極端に落ちる(離せば離すほど照射強度は落ちる・離しすぎると光の強度が弱くなるため硬化しません)
- パテに対して照射角は真っ直ぐ。(LEDの光が真っ直ぐに届くので斜めだと届きません)
- UVパテを広範囲のに塗布した場合は全ての箇所に決まった秒数を照射する
- 保護具 UV/可視光カットメガネを必ず使用
保護具について
- 照射器から発する光は目に悪いので必ず保護具を着用
- 目の保護は保護メガネ
- 肌の保護は長袖や手袋(日焼け防止)
UV/可視光カットメガネ
▲保護メガネ:山本光学 NO.360S UVオレンジ UVカット&ブルーライト低減グラス 一眼形保護めがね
UV/可視光カット保護面
▲保護面:山本光学 YF2000UV(東京硝子器械)
顔全体を保護したい場合
価格と購入方法
- 受注生産
- 納期は約1ヶ月
- 全ての照射器は出荷前に専門計測器を使いしっかり波長が出ているかのチェックを行っております
▼詳しい概要はY'sボディーショッピングサイトをご覧ください