ソケットでボルト・ナットを外したときにエンジルームやドアの中にボルト落としたことありませんか?
通常は片手で工具を持ちながら、もう片方の手でボルトナットをおさえます。
そうすると両手がふさがってしまいます(汗)
- エンジンルーム内に外したボルト・ナットを落としたくない時
- アウターハンドルの10mmのナットをドア中に落としたくない時
- 奥の場所へボルト・ナットを取付ける時にソケットにボルトを保持させながらのアクセス
そんなときはKo-ken(コーケン)のナットグリップドライバーが解決してくれます!
おっとっとっと・・・やべ~~ボルト落としちゃった(汗)
そんな事が無いようにするためのナットグリップドライバーのご紹介です!
ナットグリップって何!?
▲さて!ナットグリップの仕組みを説明します。
ソケット内側赤丸の部分にスチールボールが搭載されてます。
ソケットの外周にはハチマキ状のスプリングが装備されておりスチールボールに絶妙な圧力をかけていることでボルト・ナットを保持できる仕組です。
メーカーによってはマグネットタイプのソケットも発売されてますが磁石は鉄にしかくっつきません。(鉄を削る作業をする鈑金の現場では磁石だと工具に鉄粉を呼んでしまうのでよくありません)
Ko-kenのナットグリップはステンレス、チタン、アルミでも素材に関係なくホールドすることが出来る大変便利な工具です。
簡単な使用動画
▲当店のYou Tubeチャンネルです。
ボルスター付きは10mmと12mm
▲僕は8mm、10mm、12mmを所有してます。
この他に7mmのラインナップもあります。(ホースバンド等の7mmに適してます)
10.12mmはボルスター付き。
この工具に関してはボルスターはあまり使うことが無いですが、いざという時には役に立ちますね。
ドライバーと違い(ドライバーはシャンクの上部にボルスターが付いてます)ボルト・ナットを締める緩めるポイントから近い箇所にボルスターがあると対象物にトルクが伝わりやすいです。
ソケットに奥行きがあるので突き出たボルトでもナットへアクセス可能
▲ソケットの奥行きはディープソケット同様にあるので突き出たネジ山があるボルトでもナットへアクセス可能です。
ナットグリップドライバーのデメリット
シャンクが差し替え式
▲そしてもう一つの機能
題名にもあるとおりグリップとソケットシャンクが差替式になってます。
僕の場合、差替ではなくしっかりと固定されているタイプのほうが好きですが残念ながら差替しかラインナップがありません。
▲差し込み口のアップです。
しかしさすがMade in Japanです!固定式だと勘違いさせるくらいガタつきが御座いません。
作業中にナットグリップのホールド力でシャンクがグリップから抜けた事はありませんが一体型の方が効率よくトルクを伝達できるのは確かです。
あくまでもドライバーなので硬いボルトは他の工具で緩めてから使うのであまり影響しません。増し締めも同様ですね。
それでも、この商品はシャンクとグリップが別売りで販売されてますのでグリップ1つに対しシャンクを数本用意するってパターンも有りです。
DIYで使う方にとっては経済的な面ではメリットだと思います。
プロの方や面倒くさがりの方は差し替える時間がもったいないので1本1本そろえた方がいいです。
僕は差し替える手間がタイムロスなので1本1本そろえてます。
グリップ部分は賛否両論
▲Ko-kenのグリップはこのタイプが多いです。
- 汚れが拭き取りにくい
- PBやWeraに比べ握り心地が劣る
- 表記がプリントなので使い込んでいくと消える
こんなデメリットもありますが僕はそれほど気になりません。
保持力があるのでボルトが取りづらい
▲ボルトを落とさない絶妙な保持力があるので当然ソケットにボルトをアクセスするときにハマりにくく感じたり取りにくく感じます。
メリット・デメリットを認識した上で使いましょう!
さて!実践編行ってみましょう!
▲本来ヘッドライトが付いている部分。
ここ自体はアクセス良好な箇所ですが不注意でエンジンルームにボルトを落としてしまうと・・・
あれ~どこかに行っちゃったよ~(汗)
しばらく探してると・・・
- まだ探してるんか~!
- 時間もったいないから休み時間に探せ~!
- 探すまで帰るなよ~!
っと言われた経験がある人もいるはず(笑)
責任感ある方だったらこのフレーズは胸に響くはずです。
では責任感が無い方は、しらばっくれてショートパーツのネジ山から適当なボルトを選んで使ってしまったりして・・・
まぁ、あなたはそんな事しませんよね(笑)
そんな思いをしている時間はもったいないです!
▲このようにナットグリップで保持させて落とさなければい~んです♫
逆にボルト・ナットを対象物に運ぶ時も同様です。
心配だったら軽く手を添えれば超安心!
まとめ
- 鉄以外にステン、チタン、アルミなどのボルト・ナットも保持
- とにかくボルト・ナットを落としたくない場合
- ソケットにボルト・ナットを保持させてアクセスする場合
そんなときに活躍する工具です。
作りもさすがMADE IN JAPAN 山下工業研究所!
※ヨーロッパでは1番有名な日本の工具メーカーはKo-kenです!
それでは日頃の業務やDIYにお役立てください!
Ko-ken差替ナットグリップソケットドライバー167C-7-2B
▲7mm(ホースバンドのボルトに最適)
Ko-ken差替ナットグリップソケットドライバー167C-8-2B
▲8mm(テールライトのナットなどに使用)
Ko-ken差替ナットグリップソケットドライバー167C-10-2B
▲10mm(使用頻度No.1)
Ko-ken差替ナットグリップソケットドライバー167C-12-2B
▲12mm(あると便利安心の保持力)
Ko-ken差替ナットグリップソケットドライバーセット 167C-3-2B
▲7.8.10mmシャンクセットとグリップ1つ
※セットですのでお間違いなく!(※12mmはセットには含まれていません)