かたく締まった六角穴ボルトを回す時に角がつぶれてなめてしまった!
または、なめそうでドキドキした経験ありませんか???
仕事中やDIYでよく見かける六角穴ボルト。
確実にゆるめたいですね!
ドイツWera社(ベラ・ヴェラ)の六角レンチを使えばその悩み解決できるかも!?
このレンチのすごい機能が面接触を採用したHex-Plus(ヘックスプラス)こちらはWaraの特許(パテント)です。
そんな特徴を持ったWeraの六角レンチを詳しくご説明します。
っと!その前に!
▼もしも六角のネジ山がなめてしまったら、こちらの記事をご覧ください。
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アネックス ネジ取りインパクトの使い方動画
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それでは見ていきましょう!
Wera(ベラ・ヴェラ)六角レンチセット
▲Wera 950SPKL/9SMN レインボーカラーセット
Wera 950SPKL/9 SM N Multicolour SB
Code:05073593001
9 pieces
Hex-Plus,ball-end hexagon on long arm
一般的にこの手の工具は、
- 六角レンチ
- ヘックスレンチ
- ヘキサゴンレンチ
- L型レンチ
などと呼ばれています。
Wera 950SPKL/9SMN レインボー ヘックスプラスの搭載サイズ
- 1.5mm
- 2mm
- 2.5mm
- 3mm
- 4mm
- 5mm
- 6mm
- 8mm
- 10mm
9本組。
※国産の六角レンチに比べ軸(鉄)が硬いですのでオーバートルクにご注意を!硬いレンチが好みの方には使いやすいです。
Weraの特許Hex-Plus(ヘックスプラス)
▲通常の六角レンチですと先端の六角面はがフラットなのですがWeraの六角面はクビレています。
1.5mm~10mmまで全てです。
このクビレが六角ボルトに対して線接触ではなく面接触で力が加わる仕組みになってます。
ソケットレンチやメガネレンチの線接触、面接触と同じ原理ですね。
▲実際に8mmの六角レンチを使い6角ボルトへ挿入してみました。
アップ画像ですがこれではヘックスプラス部分がなんだか分かりづらいですね。
Hex-Plus(ヘックスプラス)を画像で見てみよう
▲一般的な六角穴ボルトですね。
▲ヘックスプラスを挿入すると矢印部分が角ではなく面であたっているので舐めにくいんです。
上記で説明した六角面のクビレが線で接触しないで面でボルト側部に接触します。
▲六角ボルトの角に支点がかかるよりも面に支点がかかるほうがなめにくくなる原理。
この機能によりweraの六角レンチは完全になめて丸まったボルトは無理ですが多少なめかかったボルトは回すことができます。
▲なのでWera六角レンチに搭載されている Hex-Plus(ヘックスプラス)機能が最高の強みになります。
ボールポイントで角度を付けてボルトへアクセス
▲続いてはお尻部分のボールポイント。
六角レンチではどこのメーカーでもおなじみの機能ですね。
▲ボールポイントは画像のように角度をつけて六角穴へアクセスできます。
角度は25°まで対応。
こちらの機能は使っていて本当便利ですよね。
早回しや障害物を避けるなど重宝します。
ボールポイントを画像で見てみよう
▲こちらは分かりやすいボールポイントをボルトへ入れた断面図です。
デメリットは振り幅がる分、六角穴へ接触する面が少ないのでしっかりトルクをかけたいときには舐める恐れがあるのでむきません。
オシャレな六角レンチホルダー
▲Weraはドイツのメーカーですのでホルダーもオシャレですよね。
さすがヨーロッパメーカーです!
また軸の部分がレインボーカラーなのでツールボックスの中でも存在感があり発見しやすいのも特徴。
また5mmを使いたい時はオレンジ、6mmを使いたい時は赤、視覚で選べるので作業者としては探す手間が省け仕事効率がUPします。
Weraカタログ
▲僕は珍しいWeraのカタログを持っています。
2年に1度に東京ビッグサイトで開催されるオートサービスショーでもらってきました。
▲カタログの文字は英語です。
今回紹介したレインボーカラー以外にも緑色のタイプやステンレス製もあります。
ワークスタイルや現場環境に合わせお好みで選択できます。
WeraとKTC六角レンチの比較!?
▲KTC 六角レンチと並べてみました。
Weraのほうが大きいのが確認できます。
KTCの軸は六角のままですがベラは丸く外部に強化樹脂が巻かれており握っても滑りにくくトルクをかけた時でも手が痛くなりにくい特徴をもっています。
レンチの硬さを表現しますとKTCはやわらかいです。 それに比べWeraは硬いです。
この辺は作業者のお好みですね。
六角レンチに関してはWeraのヘックスプラスの機能が現場では喜ばれています。
レンチは硬いのでトルクのかけすぎには注意してください。
またその硬さが特徴なので好きな方は好きだと思います。
僕はそれらの特徴が好みですので現在はWeraしか使ってません。
【動画】Wera PV
▲Weraのプロモーション動画です
まとめ
ドイツメーカーWeraの六角レンチはヘックスプラスを採用しています。
この機能は特許なのでWeraにしかありません。
ですから六角レンチはWeraを選ぶプロが多いのも事実。
また国産メーカーの六角レンチは柔らかくオーバートルク気味になるとしなりますがWeraは硬いのであまりしなりません。
バイクの整備や硬い六角穴ボルトを緩める時には大変役に立つと知り合いのメカニックの方が言っていました。
各メーカー色々な特徴を持っています。
あなたにあった六角レンチを選びましょう!