※ここでお伝えしている内容は僕が運営するオンラインサロン「鈑金塗装 研究室」で投稿した一部です。
※ここで言うパネルカット交換は外板パネルです。
内板骨格はフレーム修正編でお伝えします。
鈑金工程の中で手間がかかり難しい作業に分類されるパネルカット交換。
損傷を受けた外板パネルが鈑金不能の場合にパネル交換の選択になります。
パネル交換に関してはあまりノウハウや情報が無いので僕なりに簡単に分かりやすくまとめてみました。
それでは学んでいきましょう!
【パネルカット交換の重要点】
- 適切な修理を行っているか?(ボデー修理書を参考など)
- スポット溶接機を使っているか?
- フルデジタルの半自動溶接機を使っているか?(ガスは混合ガス)
- 防錆やシーリングは適切か?
【パネルカット交換の判断基準】
- 冒頭でもお伝えしたとおり修理不能な場合。
- 判断基準は各工場によって様々。
【パネルカット交換に使う設備や道具】
※パネル交換を行うには高価な設備投資が必要になります。
- スポット溶接機
- 半自動溶接機
- フレーム修正機(内板修正が必要の場合)
- その他、ドリル、タガネ、スパッタシートなどの工具類
この他にシーリング材、防錆剤など色々な材料も必要とします。
【パネルカット交換はどうやって覚える?】
僕は当時アンテナを高く張り、書籍を読んだりネットサーフィンをしたりして現場で実行しながら覚えました。
特に誰かに詳しく教えてもらったことはありません。
ちなみに独立当初はパネルカット交換を一通りやったことが有りませんでした。(悩)
国産メーカー内製化工場や大型店は教育制度が整っているかも知れませんが個人店は整っていません。
輸入車は研修(トレーニング)がある。
僕的にこれが業界の闇、悪いところだと思っています。
なぜかというと適当に修理されたカーオーナー様が被害者になるから。
【覚える知識】
- スポット溶接は元々付いている打痕に打つと強度不足になるから打痕と打痕の間に打つ。
- スポット点数は純正の点数よりも1.5倍程度。
- Nシリーズなどの厚い鋼板には適応している溶接ワイヤーを使う。
- 突合せ溶接するところのカット位置を決める方法。(下記で説明)
【重要】「小林のパネルカットの位置決め方法」
続きはオンラインサロンで。
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