事故車修理で使う板金用タガネのご紹介です。
車のパネルはスポット溶接で複数の鉄板が重なりあっています。
重なりあったパネルは専用ドリルを使い穴を開けます。
その後は板金用タガネをパネルとパネルの隙間に入れて外します。
よく分からない方は下記の専用ドリルの関連記事をご覧になってみてください。
ハイパワー電動ドリルを使ってます
【現在の車は高張力鋼板を使っており鉄板が硬いので高トルクなドリルを必要とします】
エアードリル
- 電動ドリルに比べMAX回転スピードは早いがトルクは劣る
- コンプレッサーが無いと動かない
- エアーホースが邪魔に感じる場面がある
- しかし小型で軽量
電動ドリル
- 回転スピードは劣るがトルクがある
- バッテリー搭載で充電が必要
- コードレスタイプなので取り回しがいい
- 本体にバッテリーがついているため大きくて多少重い
高張力鋼板対応スポットカッター
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スポットカッター(高張力鋼板対応)事故車のスポット溶接剥がしに
自動車のパネルはボンネット・フェンダー・ドア・のようにボルトオンパネルがあります。 (ボルトやネジで止まっているパネル) それとスポット溶接されて付いているパネルがあります。 リヤフェンダーやサイドシ ...
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【電動ドリルに付ける専用のドリルの刃です】
こちらの関連記事では8.2mmをご紹介してますがY'sボディーではその他に
- 6.5mm
- 9.3mm
- 10mm
を使ってます。
板金用タガネ「ディヴァイダー」
Y'sボディーではこちらの3種を使ってます。
「ディヴァイダー」スポット溶接剥がし専用タガネ
型式: No.0106
本体長さ:300mm
刃先幅: 20mm
重さ: 320g
用途: 簡単に溶接部分や、はり合わせたパネルをはがす事ができます。
特長:使いやすい長さ30cm。
・柔らかいクッションハンドルがショックを吸収。
・強力な合金スチール製。
・パネル交換の時間を短縮。
・鋭い2つの刃先はパネルとサイドエッジの間に食い込み、パネルをはがす事ができる。
刃先
10年は使っているディヴァイダーの刃先
お好みで削って使ってもOK!
打撃面
ハンマーを使って叩いている打撃面です
叩くときは主にこのタイプの片手ハンマーを使用
グリップ部分
打撃を吸収するクッショングリップ
結構タフです!
長さと薄さ比較
一般的によく見かけるタガネと比較してみます。
画像だと分かりにくいですがディヴァイダーの方が薄いです。
この薄さが重宝します。
ストレートタイプ
1番使うストレートタイプ
カーブタイプ
障害物を避けて作業できるのでカーブタイプも便利です。
45度タイプ
こちらは1番出番が少ないですがかゆいところに手が届くタガネです。
まとめ
スポット溶接をはがす専用タガネは発売されているメーカーが非常に少ないです。
今回ご紹介のディヴァイダーはY'sボディーで10年以上使ってますがまだまだ現役です。
ストレートとカーブタイプがあれば大抵の仕事に対応できます。
鉄製の工具は無くしたり鉄が摩耗して無くならない限りず~~~と長く使用できるので愛着がわきますね。