長く月日が経ったクルマの屋根やボンネットに見られる塗装のハガレや白ボケてくる現象・・・
特に紫外線に当たりやすい上面に多く見られます。
製造ラインでの塗料の性能も関係していると言われています。
クリヤー塗装をされていないソリッドカラーは特に色あせしやすいです。
また赤色などは紫外線を吸収しやすいのと元々の赤色の顔料の性能が良く無いのが原因です。
このような塗装のハガレたクルマの修理例をご紹介します。
【ホンダ】アクティストリート
こちらはホンダ・アクティストリート
年式が古いという事もありますが見事に屋根(ルーフ)の塗装が剥がれ落ちています・・・(汗)
ホンダ車は塗装が弱いと有名ですね・・・(悩)
ルーフの塗膜を研磨
塗膜性能が悪い箇所をダブルアクションサンダーを使い根気よく研磨していきます。
画像はダメな塗膜を剥いだところです。
ルーフにサフェーサー塗装
マスキング作業を終えサフェーサーを塗装して下地をつくります。
このように広範囲になりますので工賃以外にも材料費が多くかかります。
この後しっかり乾燥させサフェーサーを研磨して上塗り塗装の下地づくりをします。
ルーフを塗装
いきなり塗りあがった画像ですがマスキング作業や調色作業も並行して行っています。
塗装後は、またしっかりと塗膜を乾燥させ次にポリッシュ作業(磨き)をすれば完成です!
【ホンダ】バモス
こちらもホンダ車です(汗)
ルーフが見事に塗装が劣化しています。
アクティストリートよりは比較的高年式の部類に入ります。
ルーフを塗装
こちらも同様に、劣化した塗膜を研磨してサフェーサーで下地をつくってからの塗装です。
上記のアクティストリートと工程は同じです。
こちらはテールゲート上部も塗装してます。
テールゲート上部に付くスポイラーも塗膜が劣化してましたので塗装しました。
【トヨタ】20プリウス
こちらもルーフです。
他にも塗膜の状態が悪い箇所がありましたが今回はルーフだけ塗装のご依頼です。
ルーフを塗装
こちらはルーフアンテナを取外しましたのでルーフライニングの脱着費用が加算されます。
赤丸の箇所にルーフアンテナがついています。
裏側にネジがあるのでライニングを外す必要があります。
マスキングをして塗装する方法もありますが屋根全体の塗膜が劣化していたため後々のトラブルを考えるとオススメ出来ませんでした。
まとめ!修理費用は?
塗装膜の経年劣化による修理は
- 部品の脱着工賃
- 下地処理工賃
- 塗装費用
- 材料費
などが発生します。
車種や色、劣化状態にもよりますがルーフだけでも約15万(税抜)位から修理費用がかかります。
工期は約1週間。
他の仕事が重なっている場合がほとんどですので2週間位頂くケースもあります。
決してお財布にはやさしくないお値段ですが悩まれている方の参考になれば幸いです。
修理工程や修理費用はお店によって違うのであなたの信頼出来る町の鈑金屋さんへ聞いてみることをオススメします。
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