エアーコンプレッサーが圧縮空気を作り出す時に含まれる不純物(水・オイル・汚れ)を取り除くフィルターのご紹介です。
当店のような自動車塗装を行う環境では不純物を含まないクリーンなエアーが必須となります。
塗装を行う配管やホースに不純物が含まれることで「ハジキ・ピンホール・ブツ・色ムラ」など様々なトラブルが起こります。
株式会社イスコから販売しているこちらの「アメリカMOTOR GUARD社(モーターガード)サブマイクロドライフィルター」は他の製品に比べてシンプルで高性能、またフィルターの交換コスパも良いです。
給油式レシプロタイプエアーコンプレッサー
▲こちらのタイプのコンプレッサーを使っている工場さんはフィルター取付は必須になります。
確実に水・オイル・汚れが配管やホースに侵入します。
※コンプレッサー横に設置してあるエアードライヤーも塗装作業を行う環境では必須になります。
サブマイクロドライフィルター
▲販売されている種類は2つ
差込口1/4インチタイプと1/2インチタイプ
Made in U.S.A
※オートドレンは無しです。
特長
- 設置が簡単
- 設置の方向指定がない
- 本体がアルミボディのため錆ることがない
- 本体と内部フィルター含め約1.45kgと軽量
- 構造がシンプルで耐久性もある
- エアー流量が非常に多い
- フィルターのコスパが良い
型式 | M-45 | M-100 |
対象目的 | 水分・油分・ダスト除去 | |
フィルター性能 | 除去率99.5% 0.01μ | |
最大エアー量 | 0.8Mpa | 0.8Mpa |
最大エアー流量 | 1273L/m | 2830L/m |
圧力低下 | 0.04Mpa | |
交換用フィルター | M-723 | |
取付方法 | ブラケット支持型 | 配管支持型 |
使用温度範囲 | 1.7℃~80℃ |
差込口1/4 ブラケットタイプ M-30-KIT
▲こちらが当店で使っている差込口1/4タイプです。
▲壁掛け用のブラケットが付属しておりエアー差込口は本体下側にあります。
※1/4タイプを設置する箇所は塗装作業を行うエアーホースの手前がおすすめです。
▲当店使用1/4ブラケットタイプ
差込口1/2 エアーラインタイプ M-100-KIT
▲差込口1/2タイプはエアーの配管が本体上部の左右に設置します。
※1/2なので1/4よりもエアーの流量が多いので配管の途中に設置したい方はこちらがおすすめです。
▲1/2エアーラインタイプ
詰め替え用フィルターM-723(M-30 M-100)
▲本体の中身には「トイレットペーパー」のようなフィルターが入っています。
0.01μのセルロースろ材を使用した高品質で吸収性・耐久性の高いフィルターにより、水はもちろん、オイル・汚れなどを99.5%除去します。
当店はご覧の1箱4個入りの詰め替え用フィルターM-723を購入して使っています。
フィルター交換時期の目安
- 交換時期は使用環境によって大きく異なります。
- 通常目安として2~3ヶ月
- または約500時間
※上記はエアードライヤー設置が条件です。
フィルターの取替方法
▲フィルターの取替は超簡単♪
まずは上のT型ハンドルをゆるめます。
▲ネジがゆるんだら上部のフタを取り外すとフィルターが現れます。
▲そうしたらフィルターを上方向へ外して入れ替えるだけです。
▲フタの間にゴムパッキンが付いているので無くさないように注意しましょう!
▲新品フィルターを入れる時にこの位の位置から締め込みがきつくなります。
※新品フィルターを圧縮して入れるためです。
まとめ
塗装のトラブルはコンプレッサーに含まれる不純物が原因になるのですが配管やホースの中身は確認出来ません。
確認方法の1つとしてエアーを出して臭いを嗅いでみてください。
フィルターを通したクリーンなエアーはほぼ無臭です。(フィルターの新品の臭いがします)
またエアーにオイルの臭いがすると確実にホースの中身がオイルや不純物によって汚染されています。
ホースが臭うという事は配管も同様です。
そなるとホースを破棄して新しいホースを書い直さなければトラブルは直りません。
また臭いを発見してからフィルターを設置しても完全にオイルミストをシャットアウトするのに時間がかかります。
そうならないためにもフィルター設置やマメなメンテやフィルター交換を心がけたいところです。