・調子が悪いエアー工具使ってませんか?
エアーツールを長持ちさせて使うにはマメなオイルメンテが必須になります。
エアーツールは自動車のようにエンジン内部に溜めてあるオイルを潤滑させる構造ではありません。
1度入れたオイルは排気エアーと一緒に外へ排出されます。
このような構造のため排出したら給油が必要になります。
それでは目次の内容をご説明していきます。
エアーツール故障の原因は?
- パワーダウンした
- 動きが鈍い
- 回転力がイマイチ
- 回転しなくなった
- レスポンスが悪い
これらの故障原因のほとんどがツール内部のオイル(油切れ)です。
また空気を作り出すエアーコンプレッサーにエアードライヤー(水分除去装置)を設置していないとエアーツール内部に水分が入りサビの原因となります。
サビてしまうと内部が固着して動かなくなってしまいます。
特に夏場はコンプレッサーから出る水分量が多くなります。
梅雨時期の保管も注意が必要です。
乾燥した場所で保管しましょう。
※給油切れ・サビには注意しましょう!
エアーツール使用時の適正空気圧力は?
【アネスト岩田トランスフォーマー】
エアーツールは0.6Mpa以下で使用しましょう。
空気圧力が高いと回転力が強くなり負担がかかります。
そうなると内部の部品が破損する可能性があるので注意が必要です。
※エアートランスフォーマーで圧力管理しましょう。
エアーツールの内部構造
画像出典元:空研
エアーツール内部の画像です。
エアツールが回転する構造はロータ内のブレード(羽)が飛び出しブレードが圧縮空気を受けて回転します。
※ブレードは羽(はね)とも呼ばれています。
実はこのブレードが重要な役割をしているのです。
オイルが切れてくるとブレードの動きが鈍くなったり、ひどい場合には固着して動かなくなってしまいます。
そうならないためにもマメなオイルメンテが必要になるって訳なんです!
※オイルはブレードをスムーズに動かす役割もしてます。また内部の洗浄効果もあります。
エアーツールオイル給油方法
【メーカー推奨】オイル給油方法
給油タイミング:使用前・または使用後
給油量:約2~3滴
※給油後はエアーツールを低速で作動させ内部にオイルを馴染ませてください。
▲オイルを入れる場所はエアーカプラ差込口からです。
▲入れる時はトリガーをオンにした状態で給油します。
▲2~3滴入れます。
オイルの入れすぎには注意です!
入れすぎると内部のグリスがオイルで流されてしまうのでトラブルの原因になります。
オイルメンテは内部の洗浄効果もあります。
※この給油作業をするだけで寿命がかなり伸びます。
【動画】エアーツール専用オイル給油方法
▲文章の流れを動画にしてみました。
エアーツール専用オイル
エアーツールには必ず専用オイルを使いましょう。(スピンドル油)
専用オイルはとても低粘度です。(水に近くサラサラしてます)
粘度が高いオイルを間違って入れてしまうとブレードがローターに張り付いてしまい動きが鈍くなります。
オイルの役割は潤滑と洗浄を一緒にするイメージです。
まとめ
意外と知らないエアーツールのオイルメンテ方法!
給油しても排出されてしまうので調子が悪いと思ったら先ずはオイルを入れてみてはどうでしょうか?
復活した!となるケースが多々あります!
水分対策やオイル切れにはご注意を!
内部のサビや固着を防ぐには使用前か使用後に2~3滴!
潤滑や洗浄効果あり!
便利で時間短縮!仕事効率UPしくれるエアーツール!
オイルメンテをして永く大事に使いましょう!
KOTOエアーツールオイルATO-42
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オイル容量が500mlと大容量なので超長持ちします。
また動かないエアーツールが回り出す!っと説明に書いてあります!