今回はちょっとした疑問を記事にしてみました。
板金?鈑金?違い?
板金とは?で検索すると・・・
いたがね
【板金】
薄く引き伸ばした金属。ばんきんばんきん
【板金・鈑金】
1.金属を板のように薄く打ち延ばしたもの。いたがね。
2.金属板を常温のまま加工すること
または?
ばんきん【板金・鈑金】
①金属の板を塑性変形させて各種の形に作ること。 「 -工」
②中世、金を板状に薄く打ち延ばしたもの。切り金きんに用いた。
最近Webやあなたの町で見かける板金と鈑金の文字!?
見る方も使う方も迷いますよね???
僕もそうですが「板金と鈑金」両方の文字を使っています。
同義語ですのでどちらの使い方でも間違っていませんが一般的に言われているのが
- 板金⇒建築板金
- 鈑金⇒自動車鈑金
ざっくりと簡単にですがこんな表現になります。
当店は12年前の立ち上げの頃、一般的に普及が多かった板金の文字を使い看板や名刺などに使いました。
当時はWeb検索で鈑金より板金の方がSEO的にも有利で検索エンジンにも板金の方が認知されていたため本来は鈑金と表記したいが板金と表記してる同業者さんもいらっしゃいました。
そんな関係で昔は自動車板金の使用が多かったのですが今は自動車鈑金という板金⇒鈑金にシフトしている傾向です。
- 外板パネルを鈑金する
- 自動車の鉄を鈑金する
- 自動車の鉄板を鈑金する
- 自動車の鋼鈑を鈑金する
- 自動車の鋼板を鈑金する
ん~~こうして文字を書いてみるとかねへん、きへんと色々出てきますので同義語と捉えるかもしくは上記を参考にしてお考え下さい。
検索エンジン側も同義語で認知してきたのか検索ヒット率も板金と鈑金どちらでも変わらない位になっています。
TEE板金 基礎からの自動車車体修理
こちらは株式会社リペアテックさんの自動車板金専門書。
(現在は株式会社プロトリオス)
タイトルはTHE板金。
[amazonjs asin="B002Z74HLE" locale="JP" title="THE 鈑金"]
発行日:2001年11月20日初版
この頃は専門書も板金という表記でした。
昔(10年~)は板金と鈑金の文字を意識した事がありませんでした。
THE鈑金 パーフェクトマニュアル
続きましては株式会社プロトリオスさんから発行されていますTHE鈑金
(旧株式会社リペアテック)
プロトリオスさんは自動車鈑金修理のソフトウエア開発やこういった書籍を販売。
業界ではおなじみの月間ボディーショップレポートなど僕ら鈑金塗装業者と密接している企業になります。
上の書籍を時代に合わせてリニューアルし新しく発行されたこちらの書籍。
タイトルはTHE鈑金
発行日:2013年12月20初版
こう見てみても現在は板金⇒鈑金に移行しているのがお分かり頂けると思います。
まとめ
結局のところ自動車修理工場が使う「板金・鈑金」はどちらも正解でありどちらが間違いと言う事でも無いと認識しています。
しかし現在は書籍や見積ソフトでも「板金⇒鈑金」への文字にシフトしているのは事実です。
同業者も◯◯鈑金と表記するお店も増えてきています。
木偏よりも金偏の方が板を修理するものにとって響きがいいのは間違いありません・・・