アネスト岩田の無希釈ハイソリッドクリヤー用スプレーガン「極みRTクリヤー」のご紹介です。
このRTシリーズは紫色のキャップが目印ですがスプレーガンのタイプは2種類あります。
- ベース用:極みRT
- クリヤー用:極みRTクリヤー(この記事でご紹介)
- ベース用の特長は高難度塗色・カラークリヤー・ガンメタ・パールに適応。
- クリヤー用の特長は無希釈クリヤー・高粘度クリヤーに最適です。
またスプレーガンの形が一緒なので視覚で区別しづらいですがパターン・エアー圧調整のキャップの色が違うのと、グリップ部分にRT・RTクリヤーと印字がされています。
最近はこちらの2機種をメインに使うことが多いです。
それでは極みRTクリヤースプレーガンのレビューを見ていきましょう!
【スペック】極みRTクリヤー KIWAMI-1-16B12
形式 | KIWAMI-1-16B12 |
ノズル口径Φ㎜ | 1.6 |
吹付空気圧力MPa | 0.18 |
空気使用量L/min | 220 |
塗料噴出量ml/min | 155 |
パタン開き㎜ | 275 |
空気キャップ形式 | B12 |
吹付距離㎜ | 200 |
質量g | 290 |
【特長】極みRTクリヤー
ノズル口径1.6が今までのサイドカップスプレーガンと違うところです。(通常1.4)
エアー圧の最適値が0.18Mpa(通常0.2Mpa)なので多少、少ないエアー圧でもしっかりと微粒化、そして安定感があります。
また高粘度塗料でも微粒化するので水性塗料にも対応しています。
スプレーガン選択表
▲こちらの表を参考にするとクリヤーに対するスプレーガンの選択が分かりやすいです。
RTクリヤーは2:1などシンナー希釈率が少なく、硬化剤比率が多い左下に位置しています。
【セッティングデーター】極みRTクリヤー
- パターン幅:全開から1/4締め、または全開
- 吐出量:全閉から2回転半~3回転開け
- 手元圧力:0.15~0.18Mpa
- スプレーガン距離:約15cm
※環境、個人差があるので参考程度にお考えください。
実際の塗装風景
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▲極みRTクリヤーを初めて使ったときの投稿です。
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▲バンパー塗装には最適です。
ベース・クリヤー共にRTシリーズを使用。
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▲こちらもバンパー塗装ですね。
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▲こちらはフェラーリ430スクーデリアのクリヤー塗装に極みRTクリヤーを使いました。
画像の間に動画も挟んであるのでよろしければ御覧ください。
まとめ
外資系に限らずハイソリッドクリヤーを使っている方なら使用感を実感できると思います。
特に高粘度、無希釈クリヤーに最適です。
アネスト岩田の通常モデルのクリヤー用スプレーガンも所有していますが最近はほとんど極みRTクリヤーで塗装しています。
RTシリーズはベース・クリヤー共に精度が良く僕の塗装環境に大変活躍してくれるスプレーガンです。
少しでもあなたの塗装ライフの参考になれば幸いです☺
▲RTベース用
▲RTクリヤー用