2019.月刊Y'sボディー10月号!
先日鈑金塗装業界を昔から知っている業者さんがこんなことを言っていました。
「30年以上前は車の構造が単純だったから修理の時間も今の3倍くらいは早かった。
今の車は精度が良いし昔と鉄板が違うので修理に時間がかかる。」
鈑金塗装は、ほぼ全てが人の手による手作業なので無理もありません。
なので設備、工具、材料を上手に使い品質を上げながら各工程の時間短縮を目指します。
また最近はLINEを使える人が増えたのでちょっとしたことは電話じゃなくてLINEで済ませることもできます。
今回はそんな時間短縮に便利な情報と僕の辛口の意見もご紹介していきます。
それでは見ていきましょう!
整理整頓が出来ているか!?お客様は見ている・・・
整理整頓は基本中の基本ですのでもう一度自分の意識の中に入れましょう。
整理整頓が出来ていないと道具や材料をどこにしまったか分からない(汗)
人数がいる現場では道具は元の位置に戻して誰もが直ぐに使える状態にしましょう。
また散らかっている工場はイメージが悪いのでお客様からの信頼も無くしてしまいます。
整理整頓はどの会社でも共通の課題ですね!
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LINEの活用は仕事の必須ツール
仕事をしているほぼ全ての人がスマホを持ち歩くようになりました。
そして連絡を取り合うツールの代表格がLINE。
現在はスマホユーザーのLINE使用率は80%以上とのデーターもあります。
LINEを使うことで仕事の効率化が図れるのはご存知の方も多いはず。
しかしこれほど便利なLINEですがこの業界で使いこなせていないのがまだまだ現実・・・
僕が求めるのは材料屋さんと部品屋さんには会社で各社員さんに端末を持たせLINEを使ってほしい。
ちょっとした注文はLINEが非常に便利です。
電話は出れないときがあるのと、人の時間を奪ってしまうことがデメリットです。
僕はLINEを使っていない材料屋さんと部品屋さんには正直注文したくありません。
こちらが丁寧に説明してその説明を聞いて相手は注文するので相手の仕事を僕がしてしまうからです。
辛口かも知れませんが仕事ができない人と仕事をしていても時間の無駄なんです!
そんな人と仕事をしていても時間短縮どころか時間を奪われてしまいます。
またLINEの返信が遅い人とも距離を置いています。
仕事ができる人は返信も早い。
分からなければ勉強!変化に対応しましょう!
塗装システムで時間短縮
鈑金塗装は塗装を乾かす工程がかなりの時間をしめます。
なので各塗料メーカーも品質が良く時間短縮のシステムを開発して僕たちユーザーに提供をしています。
しかしここでまた問題が有るんですよ!
メーカーの仲介に入っている材料屋さんが情報を持ってこない。
持ってきたとしてもカタログだけ・・・
カタログを持ってきてもそのメーカー製品の講習会すらやらない・・・
これも鈑金塗装業界がガラパゴス化している原因でしょうね~
今はネットやSNSが有るので積極的な鈑金塗装屋さんは自分で情報を調べ、自分で足を運び勉強しています。
残念ですが材料屋さんに頼る時代は終わりました。
またどこで買っても同じ商品はネットで価格を比較して購入するユーザーも増えているのが現状なので材料屋さんの売上が年々落ちている原因はここにもあります・・・
売上が落ちている会社で給料がもっと欲しい気持ちになっても無駄です。
社員さんも気づいたほうが良いです。
- 打開策はこれ⇒仕事しろよ仕事!
- 仕事とは⇒自ら考え自ら行動し自ら利益を出す。
- 利益を出すには⇒ユーザーの役に立つ商品を紹介して喜んでもらう。
目的がお金(給料UP)になってはダメ!ユーザーに喜んでもらえる数を増やせば自然と利益も増える。
※たまには講習会やるかも知れないがそれに満足せず新製品が発売されればもっともっと情報を伝えて欲しい。
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ラストホープ社製UVパテシステム
今注目の時間短縮システム!
そして最近各SNSで頻繁に情報が飛び交っているのがUVパテ。
これは各メーカーさんが積極的に全国各地で講習会を行っている結果です。
まずは知ってもらうことが超重要。
しかしながらまだまだ全国各地には情報が届いておらず僕のところに「UVパテはどうですか?」と頻繁にコメントをいただきます。
▼UVパテについてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
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まとめ
整理整頓は当たり前にやる。
LINEの活用が分からなければ勉強して実践する。
メーカーの想いのある商品はこのように僕のWeb媒体で情報発信をして、その商品に興味が有る人を集めることができて、その商品がネット注文できれば材料屋さんの必要性は無くなります。
今はYouTubeもあります。
使い方や注意点を動画にすることも可能です。
今後は僕のWeb媒体を上手く利用してくれるメーカーさんのタイアップも考えています。
しかしながらユーザーの役に立つ商品でなければ僕も協力するのはご遠慮します。
メーカーが提供する良いものを僕ら作業者が使い、自社の修理を買ってくれるカーオーナーへ還元する。
それを循環させるそんな三方良しを目指しています。